「ローリーブラッシュ」 実用性あるハンズフリー歯ブラシ
時間がない朝、「着替えながら歯も磨けたらいいのに」と思ったことはないだろうか。それが現実になるハンズフリーの歯ブラシを試してみた。
280本のブラシに覆われた直径15ミリの携帯口内ブラシがそれ。口に入れるといきなり辛いミント味。素材は特殊ポリマーで噛むとムキュッとした感触がある。ブラシに硬さはあるが、痛いことはなく、むしろ舌や歯茎に程よい刺激がある。
実際に使ってわかったのは、歯の内側は転がしやすいが、外側はやりにくいこと。飴のようになめているだけでは全然磨けず、歯に強く押しつけながら転がすには、唇も頬も舌の筋肉もそこそこ使わなければならない。
説明では「3~5分でいい」とされているが、歯の表面のザラザラを取るには10~20分ほどはかかる。歯間は磨ききれないし、使い捨てなので1回100円と思うと高すぎる印象だ。
ただ、長期保存できるうえ、錠剤タブレットのように1つずつ取り出せるので衛生的。水も歯磨き粉も要らないので、災害用にオススメできる。