ボートレーサー倉持莉々さん 入学直前ホジキンリンパ腫に

公開日: 更新日:

「ホジキンリンパ腫」という診断を受け、それがどんな病気か医師から説明を受けたときは泣きました。倍率約40倍のボートレーサー養成学校「やまと学校」へ入学するほんの1週間前のことだったからです。もうキャリーバッグに荷物を詰めて、あとは行くだけ……という状況だったのに、入学を断念せざるを得ませんでした。

 ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の一種で、日本人にはとても珍しい病気だそうです。養成学校の入学試験のための減量で免疫力が落ちたところに、ロンドン五輪予選の日本代表になっていた水球の海外遠征があり、どこかでウイルスをもらってしまったのだと思います。告げられたがんの進行度合いはステージⅣでした。

 病気を自覚するようになったきっかけは、寮生活をしていた高校3年のある夜、突然おそわれた眠れないくらいの腹痛です。それ以来、深夜3~4時ぐらいになるといつも腹痛が起こるようになりました。でも、当時は水球の試合が重なり、実家にも帰れず、病院にもなかなか行けない状況でした。さらに、この頃は、右の鎖骨に水着が当たって痛かった。で、触るとしこりを感じるようになっていて、いよいよ怪しいと思っていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  3. 3

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 4

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  5. 5

    そんなに女性天皇がいやなのか…最近の雅子皇后いじめの裏にあるもの

  1. 6

    佐々木朗希にメジャースカウト「合格点」も…“投げては休む”は米国で受け入れられるのか

  2. 7

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か

  3. 8

    故・川田亜子さんトラブル判明した「謎の最期」から16年…TBS安住紳一郎アナが“あの曲”を再び

  4. 9

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

  5. 10

    やす子に始まり、やす子に終わった…一体、誰のための「24時間テレビ」なのか