ボートレーサー倉持莉々さん 入学直前ホジキンリンパ腫に

公開日: 更新日:

 大きな病院で受診したのはそのあとのことです。水球のチームメートと、その彼女のお母さんに同行してもらいました。後から思えば、その数カ月前から高熱が出ていたんです。でも、医師にはいつも「風邪ですね」と言われ、自分もそれを信じていました。結局、その高熱から病名がわかるまで約半年かかってしまったんです。

 入院したのは、くしくも自分が行くはずだった学校の入学式の日で、自分の誕生日でもありました。医師から「治療期間は1年はみてください」と言われました。でも、比較的薬が効きやすい病気だとも聞きました。最初の抗がん剤が効いたので入院したのは2週間だけ。その後は実家に戻り、週1回の通院が半年ほど続きました。

 毎回1日がかりで抗がん剤を点滴するんですが、その後3日間は食べられない、動けない、皮膚がピリピリする、関節が痛む……といった副作用がありました。抗がん剤はがんを弱らせると同時に自身の免疫力も極端に落としてしまうので、外出時はマスクが必須。家の中の除菌、消毒は家族全員、常に気を使っていました。


■丸坊主にして憧れの髪形のかつらを買い揃えた

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭