命に直結するミスも…薬局でダブルチェックが機能しない

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 しかし、薬局としては大変なミスです。当然、皆で「なぜ、ミスが起きたか」を話し合いました。

 驚いたのは、監査した人がいたにもかかわらずそれに気がつかなかったばかりか、ミスが発覚した後も知らん顔していたということです。

 せっかくダブルチェックの体制が整っていても、責任感がない人が加わっていれば、そのシステム自体が何の役にも立ちません。

「処方箋を毎日何千枚もこなしていく以上、他人の仕事のチェックまではやれない」「一人薬局だったらどうなのか」という思いがあるのもわからなくはありません。しかし、私たちの仕事は患者さんの命に直結するのですから、そこは改めるべきでしょう。

【連載】当事者たちが明かす「医療のウラ側」

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