がんに勝つ必須ポイント 手術6回“究極サバイバー”が語る

公開日: 更新日:

 たとえば、抗がん剤の治療を受けるとする。医師が告げる「効果がある」は、患者が受け取るそれと乖離しているケースがままある。強い副作用があっても、「娘が結婚式を挙げる来年までは生きたい」という患者の希望に抗がん剤が合致していれば、受ける意味がある。いわば、利益が不利益(副作用)を上回っている場合だ。

「しかし、手術とは違い、抗がん剤は完治を望める治療ではない。『治らないのに、こんなに苦しい抗がん剤治療を受けるのではなかった』と後で思っても、時間は元に戻せません」

■抗がん剤は受けるべきか?

 がんは一人一人「展開」が違い、文献、専門書、闘病記などを読んでも100%は当てはまらない。自分の今後は主治医に確認するしかなく、自分で主治医にとことん質問する必要がある。それも、具体的にだ。

「判断に迷えばセカンドオピニオンを受けるのも良いでしょう。ただ、レベルの低いセカンドオピニオンでは意味がない。客観的に見て、高い評価を受けている医療機関、医師を選ぶべき」

 インターネットで根拠不明の情報に振り回されるのは絶対に避けたい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”