名古屋市よりも郊外 持ち家率が高いエリアで子は生まれる
しかし、緑区(1.60)、中川区(1.53)、港区(1.48)など下町エリアは比較的高い出生率を維持しています。東京でも、下町は山手と比べて出生率が高めになっています。下町の人情や密接な近所付き合いなどが、子づくり・子育てにはプラスに働いているのかもしれません。
岐阜県北部一帯も出生率が高いエリアです。瑞穂市や大垣市など西濃地域も1.50以上の出生率を維持しています。県庁所在地の岐阜市は1.44にとどまっていますが、近年は名古屋のベッドタウンとして注目を集めており、若い世帯の流入が増えてきています。それに伴って出生率も改善される可能性はあります。
三重県は出生率が特に高いところも低いところもありません。ほとんどの自治体が1.50前後に収まっています。名古屋へのアクセスがよく、しかも暮らしやすいとされる鈴鹿市が1.60、四日市市が1.53などとなっています。