喘息の原因に 風呂場の「カビ対策」は梅雨前に手を打つ

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 もうすぐ梅雨の季節がやってくる。今やっておくべきなのが、風呂場の黒カビ対策だ。衛生微生物研究センターの李新一主任研究員によれば、「風呂場のいたるところにカビの原因菌がおり、条件がそろうと黒カビになる。

 いつどこに水滴がつき、どこが黒カビになるかわからないので、見えないうちに対策するとよい」とのこと。

 カビはアレルギー疾患や喘息の原因になる。特に、免疫力が低い子供や高齢者にはダメージが大きく、「カビ胞子が肺に感染すれば、最悪の場合、死に至るケースもある」(千葉大学真菌医学研究センター・矢口貴志准教授)というから、放置してはいけない。

 こすっても落ちないカビにはカビ取り剤が有効。カビ取り剤をふき付ける場所が濡れていると効果が薄れるので、乾いた状態で行う。日頃からの「こまめな掃除」「換気」「除菌」も大切だ。

 さらに、カビを除菌するくん煙剤を使った“まるごと除菌”をすれば、浴室全体を手入れでき、どこにいるかわからないカビ菌もやっつけられる。今週末は率先して風呂掃除をしてみては。

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