【指を切った】傷口は縫った方がキレイに治る
では、傷口を縫うとしたらどれくらいまでに受診した方がいいのか。時間の経過と治りの具合は関係するのか。
「切ってから48時間以内ぐらいに縫った方がいい。縫わない場合には、傷口が細菌を外に排出しながら治っていきますが、長時間が経過した傷を縫う場合は、どんなに洗浄をしても多少の細菌が中に閉じ込められることになり、それによって膿む可能性があります。そうなると、治った後の傷痕もきれいでなくなる場合があります」
何かの拍子に指を切断した場合には、どうすればいいのか。止血は切ったときと同じで、指を心臓より高く上げ、タオルなどで圧迫。そう簡単に血は止まらないので、切り落とした指と一緒に急いで受診する。
「切れた指は、水に濡れ過ぎても、乾燥させすぎてもダメです。汚れていたら水で軽く洗って、拭いたらビニール袋に入れ、氷の入ったクーラーボックスに保管して数時間以内に受診してください」
診療科は「形成外科」か「手の外科」。完全に元通りにするのは難しいが、指をつなげる手術を行う。