新規の放射線内用療法で末期前立腺がんの生存期間を延ばす

公開日: 更新日:

 ゾーフィゴは月1回(5㏄前後)、4週間あけて6回注射する。外来で受けられて、治療中に日常生活で制約することは特にないという。ただし、骨以外の臓器に転移がある場合は適応外なので、メタストロンや外照射で対応することになる。

「ゾーフィゴの最大の特徴は延命効果ですが、最後の治療という考えではいけません。転移性の去勢抵抗性前立腺がんの90%は骨転移を有するので、転移したらすぐ治療することが大切です」

 前立腺がんの治療を受けるなら、放射線治療科が充実している病院を選んだ方がよさそうだ。

▽栃木県出身。1995年群馬大学医学部卒、2001年同大学院修了。東京都立駒込病院、虎の門病院などを経て、12年から現在の病院(旧東京厚生年金病院)に勤務。〈所属学会〉日本医学放射線学会治療専門医、日本核医学会核医学専門医など。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭