生活を変えれば治る 「痔」持ちが冬に警戒すべき5つの大敵
痔ろうは疲れやストレスなどで免疫力が落ちたときに出来やすい。肛門腺が細菌感染して膿がトンネルを形成して肛門の内外をつないだ状態をいう。下痢気味の人にリスクが高く、男性に多い。がん化しやすいことが知られている。
■冷え
冬になって気温が下がって体が冷えてくると肛門周辺の血管が収縮して血液の循環が悪くなる。すると、肛門の周辺がうっ血して炎症が起こる。これがいぼ痔を悪化させる原因のひとつだ。
室温が低く設定されている生鮮食品売り場やコンピューター機器がある研究室などで働く人は気をつけた方がいい。
「冷えは自律神経を乱し、下痢や便秘を起こし、裂肛や痔ろうのリスクも高まります。使い捨てカイロを背中や腰骨、足先に貼るといい。入浴はシャワーで済ませず湯船につかって肛門を中心に体を温めましょう」
■座りっぱなし
年末にかけて残業が増え座っている時間も長くなる。寒くて昼休みも部屋にこもりがち。体重が肛門に長時間かかるうえ、運動不足も重なって肛門周辺のうっ血リスクが高くなる。