出口戦略で都市封鎖は現実的でない…「新自粛」を提唱する
都市閉鎖(ロックダウン)で接触機会を減らしRtの値を低くすることは、経済に与える影響を考えると現実的ではない。過去の統計では、失業率と自殺者数は明確に相関があり、1%の失業率の増加は、年間3000人から4000人の自殺者の増加をもたらすとの報告もある。そしてその自殺者増は、経済が復活するまで長期間続くのである。
政府は早急に出口戦略を国民に明示すべきである。私は、重症化率の高い人を隔離して、明日提示する1/100作戦で、Rt値を1に近づけて、感染が徐々に広がるのを待つ「新自粛」作戦を提唱したい。