著者のコラム一覧
菅原洋平作業療法士

深部体温が上がる夕方に肛門を締めて歩くと熟睡できる

公開日: 更新日:

 深部体温を上げる方法はいくつかあり、効率良く上げるには「お尻の筋肉を鍛える」ことがおすすめです。お尻の筋肉にはミトコンドリアがたくさん存在します。酸素を使ってエネルギーをつくり出す小器官で、筋肉が増えてミトコンドリアが増えると深部体温が上がりやすくなるのです。

 夕方に「ヒップリフト」と呼ばれる筋トレを行うのが有効です。膝を立ててあおむけに寝て、お尻に力を入れて持ち上げる定番トレーニングです。5分だけでも効果があります。

 筋トレをする時間がない人は、歩くだけでもお尻の筋肉を鍛えることができます。背筋を伸ばしながら、肛門をしっかり締めて歩いてください。しっかり意識できていると、少し歩いただけでもお尻の筋肉をはじめ、腹筋や背筋を使った感覚があるはずです。

 深部体温が上がる夕方は、横になったり座ったりせずに歩く用事をつくり、歩くときには肛門を締める。これが習慣になれば、日々、生活しているだけで夜の睡眠の質を上げることができます。

 深部体温を一時的に上げるには「入浴」も有効です。就寝の1時間前に入浴して熱い湯船につかると深部体温がグッと上がり、お風呂から上がった1時間後には体の放熱が進みます。そのタイミングでベッドに入るのです。一時的に上昇した深部体温が就寝時に一気に下がって勾配が大きくなるため、ぐっすり眠れるようになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇