山本浩二さんは1年に4度がん手術 一がん息災が長生きの秘訣
野球やサッカーが開幕し、スポーツ界も少しずつ日常を取り戻しています。そんな中、ミスター赤ヘルこと、元広島監督の山本浩二さん(73)が1年2カ月ぶりに野球解説者として復帰。元気な姿が報じられ、話題を呼んでいます。
山本さんの復帰報道で注目されたことがもう一つ。休養していた昨年、何と膀胱がんと肺がんで4度の手術を受けていたのです。1年に4度とは驚かれた人も少なくないでしょう。
これまでの報道によると、山本さんは昨年4月に膀胱がんを手術で切除した直後に、肺がんが判明。4月30日に肺がんの手術を受けたそうです。その後、11月に膀胱がんを再手術するまで肺がんの手術をもう1回。そんな経緯で、膀胱がんと肺がんを2回ずつ、計4度の手術で2つのがんを克服したといいます。
私はがんの専門医で、2年前の12月には自分で膀胱がんを見つけました。早期発見で膀胱を温存する方法の手術で切除できましたが、悪性度の高いタイプ。そんな種類だと、再発しやすいことが分かっています。1年以内は24%、5年以内で46%と半数近くに増えるのです。