4000人は早期発見できず がん検診中止した人がやるべき対策
その影響は、どうなるかというと、早期のがん発見数が4000人も減少。目に見えないがん細胞が1センチの大きさになるまで10~20年かかりますが、1センチから2センチになるのはわずか1年です。早期で発見できなかった人たちは、次に検診を受けたとき、進行がんとして発見されるリスクがあるため、助かる命をみすみす失いかねません。
検診を受けなかった人は、すぐに手を打つ必要があります。通常、がん検診は1~3月が閑散期で、中止した人はこのタイミングで検診を予約すべきです。検診施設は十分に感染対策を行っているので、調査で浮き彫りになったような不安は解消されます。
目下、受診を延期した人の予約が殺到。今月、来月も混み始めています。1~3月の予約も難しければ、せめて来年の4~5月に。とにかく早いうちの受診をお勧めします。
私は、毎年春に東大病院で大腸内視鏡検査を受けていましたが、今年は不可に。それで、別のクリニックに変更して受診しました。いつもと違う病院で予約を取るのもアリです。新規の施設が上手な検査で説明が丁寧なら、来年以降もそちらを継続して構いません。私もクリニックでの受診を続けます。