寒い冬にぐっすり眠るには温度・湿度・体温の調整が大切

公開日: 更新日:

「体の表面の温度が上がると深部体温も上がりますが、深部体温がある程度まで上がると今度は汗をかいて放熱し、深部体温が下がります。逆に体の表面が冷えると、深部体温を上げようとします。気温が低くなる冬の睡眠は、いかに深部体温の上下動のリズムをコントロールできるかが重要になります」

 まずは寝具を見直したい。最近は羽毛の掛け布団を使っている人が増えているが、冬は体に毛布を掛け、その上から羽毛布団を掛けて寝ているケースがほとんどだろう。しかし、深部体温をしっかり下げて熟睡するためには、羽毛布団の上から毛布を掛けるほうがいいという。

「羽毛布団を下にすると布団の中の湿度と温度を適度にコントロールすることができます。毛布が下の場合、就寝中にかいた汗がうまく放熱されないため、深部体温が下がらなくなってしまいます。一方、通気性が高い羽毛布団が体に直接触れていると、かいた汗を吸収して放熱が促されるので、深部体温を適度に下げることができるのです」

 敷布団も大切だ。ベッドで寝ている人はそれほど気にする必要はないが、床や畳の上に直接、布団を敷いて寝ている場合、下から熱がどんどん奪われていく。その結果、体の表面が冷えて深部体温が上がってしまうのだ。敷布団の下にはまずマットレスや毛布などを敷いて、下から熱が逃げないように対策したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された