著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

菜食主義生活を送ったジョージの基本は「地中海食」だった

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 これらの素材を考えると、彼らの食はいわゆる穀物、野菜、果物、オリーブオイルが中心の「地中海食」スタイルだったことがうかがえます。2012年、ある英国の雑誌に各種のダイエット法を比較した記事が掲載されました。それによれば、地中海食が体重減の点においてはもっとも効果があったことが報告されています。

 音楽ライターであるアラン・クレイソン著の「ジョージ・ハリスン」(プロデュース・センター出版局刊)によれば、コンサート観賞の際にはベイクドビーンズとフライドポテトを食べていたと記されています。また、ジョージ、リンゴほかエリック・クラプトン、ボブ・ディラン、レオン・ラッセル、ラビ・シャンカール(インドのシタール奏者)ら当時のそうそうたるミュージシャンが多数参加した「バングラデシュ難民救済コンサート」(1971年)の際には、楽屋にインド風ベジタリアン食があったこと、また、ラビ・シャンカールの甥であるクマール・シャンカールが、ジョージとパティのためにインド料理を作ったことも記されています。

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