55秒未満ですべての便がするっと出ない人は腸内環境が悪い
さらに、ストレスも見逃せない。「腸脳相関」と言われるほど腸と脳は密接に関わっていて、過剰なストレスを受けると腸の状態が悪くなる。
「その日、印象に残った出来事、その時に生じた感情と考え=認知を分析し、食事や排便を記録する日記をつけるのが効果的だと証明されています。腸に影響を与える考えや、どんな食事を食べるとお腹の調子や便の状態が悪くなるのかが『見える化』され、具体的な改善策が見えてきます。するとストレスが軽減して腸の状態も整ってくるのです」
便の形状とQOL(生活の質)の関係を調査した国内外の研究では、タイプ4のバナナ便の人は残便感や腹部の張りが少なく、もっともQOLが高かった。逆にタイプ1のコロコロ便やタイプ7の水様便に近づくほどQOLが低くなる傾向が報告されている。コロナ禍を健康に乗り切るためにも、バナナ便を目標に腸内環境を整えよう。