コロナのストレス不調を改善する2大ポイント 自律神経研究の第一人者が指南
マスクをつけていたり、リモートワークで猫背で一日の大半を座りっぱなしで過ごすと、呼吸が浅くなりがちだ。「密」でない、感染リスクが低い場所では、マスクを外し、深い深呼吸を。
次に食事だが、特に朝食が大事。副交感神経から交感神経へスムーズに切り替えるスイッチの役割を持つからだ。
「睡眠中は副交感神経が優位。起きて食事が胃に入ると、それが刺激になって交感神経優位になり、蠕動運動が活発化。夜に消化吸収を済ませていた老廃物をスムーズに排出する助けとなります。ホルモンの分泌も良くし、心身のパフォーマンスを上げます。朝食抜きは改め、バナナでもコンビニおにぎりでもいいので、何かを口にする習慣を身に付けましょう」
この時、太陽の光をしっかり浴びることも、自律神経の切り替えに不可欠だ。
夕食は、できれば夜9時までに終わらせる。
「夕食の時間は早いほど副交感神経が優位になりやすく、質の高い睡眠を得られます。夕食後はスマートフォンやパソコンを極力見ないようにすることで、より睡眠の質を高めます」
意識的に深呼吸を行うこと、朝食を取り、夕食は早めに終わらせること。コロナに負けないために、早速今日から始めようではないか。