「ハバナ症候群」は新兵器がもたらす症状なのか? 米外交官らが訴え

公開日: 更新日:

 本当にそんな兵器があるのか。ニュースを聞いてそう思った人も多いのではないか? 世界各地の米国の外交官や中央情報局(CIA)職員らが原因不明の健康被害を訴えていることが報告され、電磁波を使った新兵器のターゲットにされたのではないか、との疑いがごく最近も指摘されている。被害者は過去5年で200人に及び、バイデン政権が本格的な調査を始めたという。「自由が丘 清澤眼科」(東京・目黒区=11月1日開院予定)の清澤源弘院長に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 健康被害が「ハバナ症候群」と呼ばれるのは、2016年、キューバの首都ハバナに駐在していたCIA職員らが初めて訴えたから。その後カナダ大使館、在中国の米領事館職員の間でも発生。「ハバナ症候群」が確認された地域は全世界に広がっており、首都ワシントンのホワイトハウス周辺や、国防総省があるバージニア州アーリントン、キューバに近いフロリダ州など米国内での被害例も報じられているという。

 被害者は異なった方向から聞こえてくる奇妙なこすれる音などの現象、幾人かは大きな耳鳴りや震えなどの感覚を経験したと証言している。こうした現象の持続時間は20秒から30分の範囲で、外交官たちが自宅やホテルの部屋にいる間、常に起こったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース