病気を見つけるためにトイレの自動洗浄機能はオフにしておく
患者さんにとっては、自力で排泄をコントロールできるという状態が、最もストレスが少ないといえます。その状態を少しでも早く取り戻してもらうため、医療者側は力を注ぐ必要があります。どうしても排泄を人工的に作らなければならない状況でないのであれば、患者さんが苦痛を感じないレベルでの訓練やリハビリなど、患者さんと一緒に少しでも早く人工的な排泄から離脱する作業を行うことが大切です。
これまでお話ししてきたように、トイレ=排泄はわれわれの健康に広く深く関係しています。健康寿命を延ばして人生を謳歌するためにも、冬のトイレには注意を払いましょう。
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