英国で1日当たりの新規感染者が過去最多を記録…オミクロン株は本当に危ないのか
17日の英国の死者数は111人。これまで最も多い感染者数を記録した1月8日の1325人のおよそ12分の1、最も死者数が多かった1月20日の1820人の16分の1以下となる。オミクロン株が最初に報告された南アフリカはどうか? デルタ株が猛威を振るった7月には1日当たりの死者数は500人を超えた日もあったが、12月16日は36人。南アの保健相によるとオミクロン株がもたらした感染第4波の2週目のコロナ患者の入院率は1.7%だったという。
ちなみに同国のデルタ変異株による感染第3波の2週目では19%だった。
■換算すると日本では新規感染者は16.7万人
では日本と英国とを比べるとどうか? 日本と英国の人口には約1.8倍の開きがあり、人口比を考えると、日本でいえば新規感染者9万3045人は1.8倍した16万7481人、死者111人は1.8倍した199人ということになる。
日本で1日当たりの死者数が最も多かったのは5月18日の216人。英国の現在の新規感染者数には驚かされるが、死者数で見れば、まだ日本の最多数を超える状況にはないということだ。