寒い季節は生姜紅茶ならぬニンニク紅茶で体を温める
15年も前のことだ。夜遅く自宅に帰ると、部屋がものすごくニンニク臭い。翌朝その理由が分かった。家人が寝る前、すりおろしたニンニクを紅茶に入れて飲んでいたのだ。なぜ、ニンニクを紅茶に?
「寒けがして喉が痛くなったから、これは風邪だと思って、“ニンニク紅茶”を飲んだんだよ」
えっ、それは、「生姜紅茶」の間違いでは……? 生姜をすりおろして紅茶に入れ、黒砂糖も加えて飲むと、体が温まって大変良いらしい、という医師から聞いた話を伝えていたのだが、家人の頭の中では、生姜がニンニクに変換されていたらしい。
しかしこのニンニク紅茶、家人には大変効果があったようで、体がポカポカし、寝ている間も汗をたくさんかいたとのこと。途中起きて、事前に枕元に準備しておいたパジャマに着替え、その後は朝まで熟睡。起きた時は、寒けも喉の痛みも完全に消えていたそうだ。
「味も、こんなものかなと思って飲んだら、そう悪くなかった」と家人。
ニンニクを紅茶に入れるのは気が進まないが、寒い季節は、日常的にニンニクをたっぷり入れたスープを飲んでいる。体温が上がると免疫力もアップすると聞くので、オミクロン株対策にもなればいいなと、淡く期待している。(和)