ペンだこが痛い…治療したほうがいいのか セルフケアの方法は?
一方、皮膚科では、治療として専用のメスやハサミを用いて角質の表面を除去しています。
通常、ペンだこに感染症は伴わないため、炎症や痛み、赤みといった症状が見られたら、必ず皮膚科で処置を行ってください。
さらに、同じく靴擦れによってたこのできやすい足の裏と違って、指は皮膚が薄いのでセルフケアでそぎ落としすぎると出血のリスクが生じます。出血した傷口からウイルス感染し、イボ(尋常性疣贅)が発症するケースもあります。
イボの検査は、皮膚科などで色素性病変や疣贅の臨床症状を観察するためのダーモスコピーと呼ばれる拡大鏡を使って行います。
イボと認められて治療になると、主に液体窒素を用いた冷凍凝固療法を実施します。マイナス196度の液体窒素を綿棒に染み込ませ、患部に当てます。イボを急速冷凍することで、ウイルス細胞を凍結壊死に至らせます。
ペンだこの予防としては、ペンを親指と人さし指でつまみ、中指は添える程度にします。指に余計な力を入れないことが大切です。