“真夏バテ”を防ぐポイントは「冷房」「糖質」「水分」にあり
「食でも冷房病対策を講じていただきたい。冷たいものを取り過ぎないことが重要です。加えて、血流をよくする食べ物を意識して取る。ショウガ、ニンニク、唐辛子などがありますが、私が冷房病が考えられる患者さんにお勧めしているのが、スパイス料理です。スパイスをふんだんに使ったカレーは一押しです」
スーパーなどで簡単に手に入るカレー粉には、20~30種類のスパイスが使われている。また、「ガラムマサラ」はインドの代表的なミックススパイスで、3~10種類のスパイスが配合されている。
「カレー粉やガラムマサラでカレーを作るのもいいですし、煮物や炒め物など普段の料理に一振りしてもおいしいです」
■そうめんには豚キムチ
次に、糖質の取り過ぎについて。
暑くて食欲があまりないときなど、つい、そうめんやざるそばなど麺類に頼ってしまう。
「これではビタミンやミネラル、タンパク質が不足してしまいます。すると糖質がエネルギーへとうまく代謝されず、疲労感、倦怠感が生じます」