乳がん経験者だからわかること(下)予想外の出費で悲鳴 ウィッグは50万~60万円

公開日: 更新日:

 黒田さんは、がん保険に入ることを考えているなら、がん検診の前の入会を、既に入っているなら、がんと闘える内容かどうかの確認を勧める。

「がんが見つかってからでは、選択肢が限られます」(黒田さん)

■余分な情報は切り捨てる

 インターネットで検索すると、多種多様ながんの治療法が出てくる。

「今は余分な情報を切り捨てる時代。早期発見しても、適切な治療にたどり着かなければ生存率は落ちていきます。最初の入り口はすごく大切で、エビデンスのある情報を選ぶ。どこで探せばいいのか? まずは国立がん研究センターなどのホームページを見て、そこからつながっているものをたどっていく」(黒田さん)

■病院選びは症例数の多いところを

 黒田さんは最初にがんの診察を受けた地方病院でステージ2Bと診断され「すぐに抗がん剤治療を」と言われた。その後、がん研有明病院でセカンドオピニオンを受け、当初のステージより軽いステージ2Aとなり、抗がん剤治療は不要となった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…