花粉症の人がいまできる対策は? 過去10年で最大の大量飛散の見通し
「ハードコンタクトレンズは、角膜が傷つくととても痛くて使用できませんが、ソフトコンタクトだと包帯効果といって、ソフトコンタクトレンズが包帯のように傷を保護して痛みを抑えてくれる場合があります。しかし、ソフトコンタクトレンズは角膜の傷を治してくれるわけではなく、気づきが遅れて傷が悪化する場合があります」
なかには花粉症シーズン中にコンタクトがはずれやすい人がいるが、その場合は「巨大乳頭性結膜炎」を発症している可能性がある。ひどくなると、治療に1年以上かかる場合があるというから早めの受診が必要だ。
「ソフトコンタクトレンズを使っている人にとって大事なことは、花粉への暴露を減らし、正しいレンズケアをすることです。そのためにゴーグルやメガネを併用したり、コンタクトレンズをメガネに変更するのも手です。ソフトコンタクトレンズを使い続けたい人は花粉シーズンに備えて1日使い捨てタイプを用意しておくとよいでしょう。コンタクトレンズに付着した花粉は念入りにケアをしても、一般の人が全て落とすことは不可能と思われるからです」
メガネを利用している人や視力に問題ない人も花粉症である場合は花粉の暴露量を減らすことが課題になる。それには、花粉症の時季だけゴーグルタイプのメガネを利用するのもいいかもしれない。