著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【桜】塩漬けで鎮静作用や快眠効果あり 花エキスは糖化を防ぐ

公開日: 更新日:

 また、桜を塩漬けすることによって糖分が分解され、クマリンという物質が生成されます。このクマリンは、鎮静作用や快眠効果、抗菌作用もあるポリフェノールの一種で、アンチエイジング、むくみの改善、がんの抑制にも役立つという報告があります。

 注意すべきは副作用もあるところです。毎日大量に摂取すると肝機能低下を招くことがわかっていますが、摂取量の目安は日本では特に定められていません。欧州では、シナモンに含まれるクマリンから換算して1日に0.1ミリグラム×キログラム(体重)の摂取量を超えないようにと定めています。

 この摂取量の目安は、毎日桜餅を大量に食べるような量に相当しますので、この季節に出回った桜の塩漬けや桜の葉を食べる程度であればまったく問題ありません。どうぞ安心してください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も