【基準値(基準範囲)】とは何を意味する数字なのか…上下2.5%をカット
また多くの人にとって、「基準値」よりも「正常値」「異常値」のほうが、馴染みがあるはずです。しかし上下各2.5%に該当する人の全員が異常というわけではないため、健診では10年ほど前から使わなくなっています。ところが今でも日常的に、正常値・異常値が幅を利かせているのです。
ちなみに正規分布の上下各2.5%は、偏差値に直すと70以上、30以下となります。社会においては偏差値が高いのは好ましいこととされていますが、健診では「異常」扱いされてしまうというわけです。