蜂窩織炎の治療には、主に抗菌薬が用いられます。原因菌としてよく知られているブドウ球菌や連鎖球菌は、いずれも皮膚に常在するグラム陽性球菌なので、初期治療はグラム陽性球菌に効果のあるペニシリン系やセフェム系の抗菌薬が多く用いられます。
これといった予防法はあまり知られていませんが、皮膚バリアーを保つために、アトピーや湿疹、水虫など皮膚の病気がある場合は、しっかり治療してください。そして、普段から皮膚を清潔にしておきましょう。高齢者、免疫力が低下している人、糖尿病の人などは感染のリスクが高まるため、より注意が必要です。虫刺されやケガがある場合も気をつけましょう。