著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

レーシック手術は「5分で済みます」に要注意…そんなに早く終わるはずがない

公開日: 更新日:

 手術の翌日は必ず受診してもらい、医師が目の状態をチェックします。術後1週間程度は外出時には保護用メガネを、就寝時には保護用眼帯の装着をお願いしています。

 前記で手術時間の目安を書きましたが、「うちのレーシックの手術時間は早いですよ、5分程度です」といったように、早さをうたい文句とするようなクリニックには気をつけてください。

 手術時間は早ければいいというものではありません。私はレーシック手術を25年以上行っていますが、5分程度で終わるはずがないんです。

 手術中は患者さんの目を顕微鏡でしっかりと見ながら、術後にきれいに見えるためにシワひとつ残さないように丁寧に仕上げていきます。そうしていると5分では済まない。

 患者さんの術後の目のためには、丁寧すぎるぐらいでちょうどいい。患者さんにとっては、一生に一度の手術ですし、手術のあとはその目でずっと生活していくのですから。私はそう考えています。

 よく聞かれるのが「手術前には、眼球に麻酔の注射を打つんですか」というもの。答えはノーです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」