著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

仕事の効率を高めたければ、ぼーっとした休憩をこまめに取る

公開日: 更新日:

 その結果、休憩を取らずにタイピングしたときよりも、10秒間休憩したほうが課題の習熟度が高くなったといいます。また、翌日の習熟度チェックでは、休憩中に脳における記憶の定着が行われていたこともわかりました。

 これまでは覚えたことを定着させるために睡眠が重要だといわれてきましたが、この実験結果によって、覚えたことを脳に定着させる活動が休憩中に活発に行われていたことが示唆されたのです。効率よくやりたいときこそ、タイマーや砂時計などを使って時間を区切って、こまめに休憩を取る。それが大切というわけです。

 では、休憩中にどんなことをすればいいのか?

 イリノイ州立大学アーバナシャンペイン校のキムらが80人以上の韓国人を対象に行った調査(16年)を紹介しましょう。休憩時間に行ったことが、昼食後、終業後にどのような影響があるかを10日間にわたって記録し、次の3点が判明しました。

①ぼーっとする、ストレッチをするなど「リラックス系」の活動、もしくは同僚とのおしゃべりなどの「社交系」の休憩をする↓仕事の大変さを軽減させることに役立つ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係