治療から1年…痛みは消え、腰に違和感あるものの一瞬で消える
「お腹の力を抜くとぎっくり腰のような痛みが出るが、現段階では大丈夫なんでしょうか。発熱などの異常はないみたいですが」
1週間後、患者さんのご子息から電話があり、その痛みは治療後の痛みであると説明。痛み止めで様子を見て、もし足りないようであれば追加分の痛み止めを送付すると伝えると、やや安心した様子でした。
幸いその後の経過は良く、3カ月目には、歩くと少し腰や右下の背骨付近が張る感じや、筋肉痛などの症状があるものの、痛さは消失。筋肉の維持のためにも歩行やストレッチを行うようご案内すると、半年後には右骨盤の上のしこりもなくなり、1年後の現在、冒頭でのうれしいご連絡をしてくれるまで、回復されたのでした。
最新の腰痛治療は以前よりも精密な検査と緻密な治療により、さまざまな原因による腰痛に対処できるようになっています。ですから腰痛は諦めないでほしいのです。
(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)