「働き方改革」で病院薬剤師が取り組むべきタスクシフト
また、手術室においても注射薬の投与量計算やその調製など、薬剤師が関わることにより、医療事故の減少や業務時間の短縮が報告されているのです。
当院でも入院患者さんの定期的な処方は薬剤師が入力しておき、それを医師がチェック・修正するといった取り組みを行っています。その業務内容については厚労省の通知に具体的に明記されていて、病院薬剤師が合法的にその職能を最大限生かすチャンスといえます。
しかし、こうした業務のタスクシフト/シェアにより、今度は病院薬剤師などの医療従事者の業務が増大してしまうことも懸念されています。これらの対策として、薬剤師以外の職員(いわゆる助手さん)の活用や、DXの推進などが考えられています。