足の親指を上に反らすと痛むのは病気のサインでしょうか?
痛みが強い場合には、消炎鎮痛剤を服用し、痛みが治まるまで安静に過ごす必要があります。症状が改善してからもパンプスやヒールの着用は避け、親指に負担がかからないようインソールを作製して崩れたアーチの高さを補う必要があります。
市販の靴であれば、足底が船底状に厚く親指に負担をかけずに踏み返し動作を行える「ローリング」加工されたスニーカーを選ぶといいでしょう。
ただ、立っているだけでも痛く、足を一歩踏み出すのも困難といった場合には関節固定術などの手術が検討されます。
強剛母趾は自然治癒するケースは非常にまれで、痛みにより活動が制限されるとADL(日常生活動作)の低下を招きやすい。痛みがあれば我慢せず、ご自身に合った治療を受けてください。