著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

充血ではないのに「充血」と誤解しているケースはよくある

公開日: 更新日:

 目の充血について、本当に多くの患者さんが悩まれていることを、常々実感しています。ただ、患者さんが充血と誤解しているだけで、実はそうではないケースはしばしばあります。

 たとえば、白目部分に真っ赤な血管が、1本の筋のようにくっきりと見える。これは充血とはいいません。目を酷使することで、このような状態になる人がいます。時間が経てば(1週間程度)自然に治りますので、様子を見てください。

 また、白目全体または一部がペンキで塗ったように真っ赤になることもあります。これは「結膜下出血」といって、白目(結膜)の薄い膜の下の細い血管が破れて、出血した血液が膜の下にたまっている状態。そのため、目がまるでウサギの目のように赤く見えます。

 結膜下出血は、痛くもかゆくもないのが特徴です。白目で起きる血豆のようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。「たまった血が眼球に入って、視力が下がったり、違う病気になったりするのでは?」と心配される患者さんもいらっしゃいますが、それらの心配はありません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    そんなに女性天皇がいやなのか…最近の雅子皇后いじめの裏にあるもの

  2. 2

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  3. 3

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

  4. 4

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  5. 5

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  3. 8

    夏ドラマは駄作ばかりだった…「どうせパリ五輪に食われる」と各局の手抜きミエミエ

  4. 9

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  5. 10

    佳子さま2990円ニット着用に愛子さまはGU愛用…女性皇族“プチプラ旋風”で好感度に差