気になるのは地方の増加。たとえば岡山では、人口100万人あたりの新規梅毒報告者数が2022年では全国8位だったが2023年には4位となっている。
「地方ではもともと少なかった店舗型の風俗が新型コロナにより減少もしくは消滅し、SNSやマッチングアプリを通じ、性感染症の知識のない女性の売春が増えたことが一因かもしれません。また、地方によっては梅毒の感染拡大の恐ろしさを認識していない行政・医療関係者もいて、感染拡大阻止の啓蒙にあまり熱心でないように見える地域もある。関係者の認識の差が新規感染報告件数の差につながっている可能性があります」