ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る
山本高広さん(ものまね芸人・声優/49歳)=左結石性腎盂腎炎
「今日手術しないと死にます」
そう言われてビックリしました。「敗血症」という危険な状態になる一歩手前だったみたいです。尿管結石を簡単に考えていました。
一番初めの兆候は、今年の8月9日でした。激しい腹痛がありました。食あたりのような、ギックリ腰のような、つっている感じの痛みで、唇が白くなり、呼吸も荒くなるくらい床でのたうち回ったんです。
そのときは20分ぐらいで治まったのですが、その2日後、福岡での生放送に出演するため、朝からタクシーで空港に向かっていたそのときに、また同じような痛みに襲われました。空港に着いたときには左側の腹から背中にかけて激痛があり、まっすぐ立っていられないほどでした。幸い搭乗時間まで少し余裕があったので、航空会社の方に声を掛けて空港の診療所で診てもらったところ、尿検査で血尿が出ていて「尿管結石の疑いがある」と言われました。
痛み止めを飲みましたが、2日前の痛みよりひどく、先生に「このまま飛行機に乗るのはやめた方がいい」と言われ、救急車が呼ばれることに……。激痛の中、診療所から福岡の現場担当者に電話をかけて現状を説明しました。生放送だったので行かなきゃいけないという思いはあったのですが、電話をかけるのが精いっぱいでした。