タレント小川恵理子さん乳がん闘病を語る「その場で涙が出ました…」

公開日: 更新日:

小川恵理子さん(タレント/55歳)=乳がん

「乳がん」がわかったきっかけは、事務所の先輩の内海英華師匠から言っていただいたこんな言葉でした。

「私も更年期の経験したけど、レディースクリニックでホルモン補充療法をしたら一発で良うなったから、あんたもホルモンバランス調べてもらいなさい」

 おかげさまで、昨年7月に右胸の全摘手術を受け、胸はいったん“更地”になりましたけど、今は再建してシリコーンが入っています。

 始まりは、一昨年の年末からの頭皮のかゆみです。皮膚科でステロイド系のシャンプーを処方してもらったりしましたが治りません。「年齢的なもので皮脂の出方が変わるのでかゆくなってるんちゃうか?」というお話でした。

 そう言われれば体もしんどいし、更年期と言われる症状で思い当たるものがありました。そのことを、去年3月にライブでご一緒した英華師匠にご相談したら、「ホルモンバランスを調べてもらいなさい」と言われたわけです。

 正直、婦人科を受診するのはハードルが高かったんですけど、思い切ってレディースクリニックへ行き、ホルモンバランスを調べてもらいたい旨をお話ししたんです。すると先生が「調べるまでもなく、100%減っているから今すぐホルモン補充しましょう」とおっしゃって、お腹に貼るパッチと飲み薬が処方されました。

 ただ、もし乳がんがあると女性ホルモンがエサになってしまうので、早急に乳がん検査をしたほうがいいと言われました。お恥ずかしい話、この年になるまで乳がん検査を受けたことがありませんでした。姉が10年前に乳がんを手術していること、授乳経験がないことなどもあって、3日後に乳がん検査を受けたのです。すると、その日のうちに電話がかかってきて、「マンモグラフィーの画像によくない影が出ているので、今すぐパッチを取って薬は飲まないで、専門の先生のいる病院を受診してください」と言われました。聞きながらお腹のパッチはペッと取ってましたね(笑)。

 専門病院で検査を受けると、結果が出る前に「悪性の可能性が高いです」と言われ、その場で涙が出ました。それまで関係ないと思っていたがんが一瞬で自分の中に入ってきた感じです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース