(3)心筋梗塞の既往症がある肺がん患者はどうすればいいのか

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がん治療を始めるには、まずエックス線検査で見つかった影ががんであることを証明しなければなりません。そのためにがん細胞を採取する必要があります。肺がんでは、がんの組織・細胞を採取するのに気管支鏡を行うのが一般的。気管支鏡は、直径5ミリ程度の内視鏡で、それを気管支へと挿入します。検査中の苦痛を和らげるため嘔吐反射を抑えるようにし、鎮静剤を併用することもあります。検査中に不整脈を起こすこともあり、心電図モニターをつけて検査を行います」

 実際、心筋梗塞後の患者の気管支鏡検査は不整脈や虚血発作のリスクを上昇させる。年齢により気管支鏡検査の適応が制限されることはないが、60歳以上が行うと虚血性の心電図変化が発生しやすいとされ、心筋が虚血状態にあると判断されるときは気管支鏡検査は行わない方が望ましいとされる。

 気管支鏡検査が難しいと判断された場合は別の検査方法が検討される。例えば痰に含まれる細胞を調べる細胞診で診断がつくこともある。ただ、がん細胞が確認されないことも多く、確認されても十分な細胞が採取できないケースがほとんどだという。

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