(5)心臓弁膜症の手術は心臓を停止して行われる…1日10万回開閉する弁が壊れる

公開日: 更新日:

「目の前の出来事は、すべてが原因であり、何らかの出来事の結果ではない」という考え方です。これは「目の前の出来事の原因を探っても意味はない」という考え方です。スピノザはさらに「その出来事があなたの目の前で今現実に起こっているのは神の仕業である」と説きます。なるほど、わかったようなわからないような。私はスピノザのこの考え方によって、「ネコがどうしてこんなにかわいいのか?」という問いの答えを得た気がしました。

 さて、僧帽弁は上唇と下唇のような2枚の弁尖でできています。閉鎖不全症では漏れている箇所は、たいがい1カ所だけ。歯医者さんで麻酔をしてもらって治療を受けた後、唇の一角がしばらく麻痺をしていて、水を口に含んだらそこから漏れてしまう。これと似たような現象が僧帽弁に起こっているのです。漏れているところを切り取って縫い合わせて「なかったこと」にしてしまう、という手術が僧帽弁形成術です。たいがい、これで治ります。つまり人工弁に換えなくても大丈夫、ということです。この手術は人工心肺(心臓と肺の働きをする装置)を必要とし、必ず心臓を停止させなければならない、というものです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    白石麻衣&菊池風磨の“熱愛報道”に驚きの声も…「安田くんじゃなかったの?」のワケ

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    キムタクがガーシーの“アテンド美女”に手を付けなかったワケ…犬の散歩が日課で不倫とは無縁の日々

  5. 5

    悠仁さま「渋渋→東大」プランはなぜ消えた? 中学受験前に起きた小室圭さん問題の影響も

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  3. 8

    羽生結弦「30歳の挑戦」…プロ転向から2年半「毎回五輪での記録を更新する気持ちでやっています」【独占インタビュー】

  4. 9

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  5. 10

    いまだ雲隠れ中居正広を待つ違約金地獄…スポンサーとTV局からの請求「10億円以上は確実」の衝撃