今さら聞けない…大雨・ゲリラ豪雨・台風での避難の仕方と「6つの疑問」
歩行可能な水位はひざ下まで
③避難所に行くまでの服装で気を付ける点は?
自治体から「避難指示」が出たら一刻も早く避難したい。後で警察や消防、自衛隊に迷惑をかける事態だけは避けたい。
ただし、浸水時に歩行可能な水位はひざ下まで。深さが50センチ以上になったら、無理に避難せず2階以上への垂直避難を行うといい。
では、避難所に向かう際の服装はどうすべきか。
「動きやすい長袖、長ズボン、履き慣れたスニーカー(運動靴)で避難してください」(日本気象協会)
両手は空けた方がいいとしているが、協会HPにある左のイラストを見ると、〈傘〉に目が行く。
これは内水氾濫でマンホールのフタが外れたりするからで、傘や棒を使って道がちゃんとしているか確認しながら歩くためのものだ。
④ペット同行避難の注意点はありますか?
自主避難所は、多くの自治体でペットと一緒の避難を認めていない(補助犬を除く)。おのずと拠点避難所へ向かうことになるが、その際の注意点はあるのか。
「避難所にペットフードやペット用品の備蓄はありません。ペットと避難する際は、キャリーケースに入れ、ペットの世話やペットフードの確保、飼育場所の管理は飼い主の責任で行うことになります。少なくとも5日分以上、できれば7日分の物資を入れたペット用非常持ち出し袋を準備されるといいかと思います」(横浜市・健康安全部動物愛護センター)
東日本大震災などのケースでは、動物トラブルが相次いだ苦い経験があり、またペットと飼い主が離れ離れになる事例も多発した。
ペットと人間は同じ部屋に入室することはできないため、ペットは外にいる。飼い主同士が連携を組み、交代で世話をするなどの協定を結ぶ必要がありそうだ。
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