戻らない高級腕時計…「トケマッチ事件」はどんな罪になるのか?
いずれにせよ、時計の所有者は、自身の時計を取り戻したいでしょう。しかし、不動産と異なり時計などの動産は、転々と譲渡されることが想定されています。そのため、事情を知らない購入者から自身の時計を取り戻すということは事実上も、法律上も難しいと思います。加えて、トケマッチ側に資産がなければ、損害賠償を請求したとしても金銭的に満足するのは難しいのが現実です。
「うまい話には裏がある」ということわざの通り、もうけ話に関しては細心の注意を払ってほしいものです。