2024年大学入試の注目点は…国立大理工系の「女子枠」新設と法政・青学・上智の志願者増

公開日: 更新日:

 私立大では以前から芝浦工業大学は知られていたが、2024年度は東京理科大学が総合選抜(女子枠)を導入して注目された。今まで「モノづくり」のイメージが強かった工学系も文理融合型のデータサイエンス分野が急速に発展している。2024年度では国立大で宇都宮大学データサイエンス経営、千葉大学情報・データサイエンス、熊本大学情報融合など、私立大では明治学院大学情報数理などが新設された。

 また、文部科学省の調査で医学部医学科に入学した女子学生の割合が2023年度に初めて4割を超え、厚生労働省の調査で女性医師も初の8万人超、全体の23・6%(2022年末時点)であることがわかっている。医学系の女子は理系女子の先兵となっているのだ。

■難関私大志願者はなぜ増えたのか

 2024年度の私立大一般選抜では、多くの難関大志願者が増加している。18歳人口が減っているのに、前年の確定志願者数を1%以上も上回っているのだ。ただこれは受験者実数が増えたというより、新課程入試の2025年度を回避し、現役合格を目指し受験生が併願数を増やしたことが主因と推測できる。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された