自民・堀井学氏事務所に家宅捜査その次は? 香典違法配布で公選法違反の疑いも“本丸”は裏金資金の使途

公開日: 更新日:

 堀井氏は安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件でも、18~22年の5年間で派閥からキックバックされた計2196万円を政治資金収支報告書に記載しておらず、政治資金規正法違反容疑で告発されている。

 特捜部は裏金が香典の原資になっていた可能性もあるとみて捜査する方針というのだが、同様の手口は堀井氏だけなのか。それとも自民党内で常習化していたのか。他の議員に広がる可能性はないのか。有権者が最も知りたい点はそこにある。

《香典配ったなんてチンケな罪ではなく、裏金の扱いについて調べるべき》

《香典の原資が裏金だったとすれば他にも支出していた疑いがある。ズバリ買収だ》

《堀井氏は誰に教えられて香典を配っていたのか。自民党の北海道連では常態化していたのか》

 SNS上でもこんな指摘が出ているが、“本丸”は裏金資金の使途だ。自民党も堀井氏が「離党したから知らない」では済まされない。

  ◇  ◇  ◇

 疑惑が報じられたり、捜査のメスが入ったりすると「離党」して雲隠れする自民党議員の面々。●関連記事【さらに読む】裏金離党処分の世耕弘成氏に自民は“刺客”立てず?《党内処分も「なんちゃって」》の声をはじめ、過去の議員らを問題行為を詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…