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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さま「東大進学」にトランプ米前大統領の狙撃事件が影響…東京23区内で圧倒的な敷地内の警備問題

公開日: 更新日:

■宮内庁と警察の緊張感も高まる

 東大農学部のある本郷地区キャンパスは部外者でも比較的、自由に出入りができるが、悠仁さまが入学すれば、「態勢を変えざるをえないだろう」(理系教授)という。宮内庁OBも「2年生まで通う駒場地区も含め、東京23区内にある大学としては圧倒的な面積を有するキャンパスを従来のやり方で警護するのは非常に難しい」と話す。現在、悠仁さまが通う筑波大付属高校の警備とは比べものにならないリスクをともなう。宮内庁と警察の緊張感は以前にも増して高まっている。

「やはりトランプ前大統領の狙撃事件が影響している。要人警護に経験が豊かな米国ですら、ああしたことが起こる。悠仁さまを守れるのか、一気に不安が膨らんでいる」

 安倍晋三元首相、岸田文雄首相と立て続けに襲われ、見えない敵から要人を守る能力が疑われだした警察。銃刀法もどれだけ機能しているか怪しくなっている。10年前には神奈川県の大学職員が3Dプリンターで拳銃を製造し逮捕された。さらなる心配の種はタッグを組まなければならないはずの宮内庁と警察がしっくりいっていないこと。警察庁から出向していた秋篠宮家を支える皇嗣職宮務官のひとりが今年初め退職した。その後、警察庁は代わりになる宮務官を送り込んでいない。

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