埼玉県深谷市・長瀞町で新紙幣の肖像「渋沢栄一」の思想をめぐる

公開日: 更新日:

災難よけの守護神

 秩父鉄道の長瀞駅から参道が延びる宝登山は、栄一が「千古の霊場」と称えた美しい独立峰。約1900年前、同地を訪れた日本武尊の軍勢は、山火事で身動きが取れなくなる。そこに現れたのは大きな山犬たち。猛火に飛び込み火を消して、一隊を頂上まで案内したという。尊は山を「火止山」と名付け、「神日本磐余彦尊」「大山祇神」「火産霊神」の3柱を祭った。

 そんな起源を持つ「宝登山神社」は災難よけの守護神として知られ、年間100万人を超える参拝者が訪れている。

(住)長瀞町長瀞1828
(℡)0494・66・0084
https://www.hodosan-jinja.or.jp

 宝登山の参道にある「長瀞トリックアート有隣倶楽部」には、平面の絵画が立体的に見えるアート作品が33点展示されていて、絵の中に入って撮影できる。もとは栄一が延伸に尽力した秩父鉄道の保養所だった建物で、栄一が書いた扁額も飾られている。

(住)長瀞町長瀞704
(℡)0494・66・0070
https://www.nagatorotrickart.com

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853