万博開催機運醸成のYouTube番組に松井一郎・横山英幸 大阪前現市長が登場
路上喫煙に関して須田氏が、会場内全面禁煙だったラグビーW杯の開催時に、会場の周辺では路上喫煙が横行した点に触れ、万博開催時の懸念を示した。これに対して松井氏は「会場外で(喫煙所を)準備しておかなくては」と理解を示していた。
最大の関心事は「会場建設は間に合うのか」。これについて横山市長は「アメリカ館の着工は4月で十分間に合う。各国春ごろから着工していくので多くは予定通り」としたうえで、自前のパビリオン建設だけでなく、建物を貸すタイプも含めて「130~140カ国はすでにオンスケジュール」(横山市長)と順調に進んでいることを強調していた。
能登半島地震の被災地復興を優先すべきとの声に対しては、「被災地で必要なのは復興のための土木工事。万博の土木工事はすでに終わっている」(松井氏)として、被災地の復興と万博開催準備の両立は可能との認識を示していた。
万博開催に向けて世の中を盛り上げていこうという番組だから、楽観的、ポジティブな発言が大半になるのは無理もない。とはいえ、万博開催に先行する形で市内全域の路上喫煙禁止を実施する以上、番組内でも公言していた喫煙所整備は120カ所プラスアルファにとどまらず300カ所を目指して進めていってほしいものである。