米国のティーンが夢中の新しいドラッグ「ギャラクシー・ガス」に警戒感高まる
若者たちは、フレーバー付き電子タバコを吸引するノリで、亜酸化窒素そのまま吸い込んでいます。ただし問題は、亜酸化窒素にはタバコとは比較にならない強い依存性があることです。吸い続ければ運動能力の低下、意識の混乱などが起こり、やがては神経損傷、酸欠、てんかん、場合によっては窒息などの深刻な事態に至ることもわかっています。
しかしアメリカでは亜酸化窒素自体に違法性はないため、取り締まりの対象になることもなく、アマゾンなどで簡単に買うことができます。また別のネーミングの類似品も発売され問題視されています。
そんな中、亜酸化窒素で陶酔した状態で車を運転した人が死亡事故を起こし、にわかに注目が集まるようになりました。ルイジアナ州のように亜酸化窒素の販売を禁止した州もありますが、全米での規制には至っていません。
ちなみに日本では、亜酸化窒素は医療目的以外での使用は禁止されています。