自民議員も「ピンとこない」とダメ出し…裏金事件に揺れる党本部主導で若手教育の笑止

公開日: 更新日:

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が17~18日に実施した合同世論調査では、裏金事件に関して、派閥からのキックバックを記載していなかった議員について、「国会の政治倫理審査会で説明するべき」との回答が89%に達したほか、自民党が「記載していなかった議員全員を処分すべき」との意見が55.2%、「派閥幹部を処分すべき」との意見が34.4%にも上っている。

 つまり、国民の多くは自民党が裏金事件について説明責任を果たしているとは思っていない。《国民の三大義務である「納税」すら理解していない議員が何を教えるのか》《裏金を作り続けたベテラン議員こそ、中学生の公民からやり直せ》との意見もある。

 党内からも懐疑的な見方が出ていて、自民党の小野田紀美参院議員(41)は自身のX(旧ツイッター)で、《うーん…勉強できる場が増えるのは良い事かもですが、そもそも派閥で教育受けた覚えがないから派閥に代わりってのがピンとこないのが正直なところ。部会や議連で政策は研鑽できるし、作法は参議院内で学んだし…》と投稿している。

 やはり、岸田政権のピントはズレまくっているようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」