自民「補選全敗」効果で政倫審が再始動 二階・萩生田・杉田ら“ケタ違い”裏金議員への追及が始まる

公開日: 更新日:

引退して世襲のデタラメ

 そうでなくても、ケタ違いの裏金をつくってきた連中は国会で何ら弁明をしていない(別表参照)。二階元幹事長の政治資金収支報告書への不記載は過去5年間で3526万円。訴追を免れた議員では最多なのに、自民の党内処分では政界引退を理由におとがめなし。三男への世襲が確実視されている。安倍派5人衆の一角を占め、威張り散らしてきた萩生田前政調会長にしてもマトモに説明していない。政治資金でスナック通いしていた杉田水脈衆院議員も追及されて当然だ。

 政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

「補選で浮き彫りになったのは、有権者が自民党を信任していないという事実。世論も解散・総選挙を求めているのですから、立憲民主党を中心とする野党は覚悟をもって体当たりをくわせ、岸田政権を追い込まなければなりません。疑惑のド真ん中にいる森喜朗元首相の証人喚問も必須です」

 政倫審出席は本人の意向が尊重される。参院政倫審では裏金議員32人全員を審査対象にすることを全会一致で議決したものの、3人しか出てこなかったが、逃げ回れば回るほど逆風にさらされている。金権腐敗の輩を一掃する絶好機だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは